社会福祉法人麦の子会 むぎのこ

黒川Dr.のお話 1

社会福祉法人麦の子会には、子ども達への支援を行う事業が、通園施設むぎのこ、児童デイサービス、ショートステイホーム、ホームヘルプサービス等があります。どの事業においても、支援の四つの柱を中心に支援しています。それは、「発達支援」「相談支援」「家族支援」「地域支援」です。

発達支援

人間は一生を通じて発達する存在です。
その中でも特に子ども期の発達はめまぐるしく変化し、養育者や大人のサポートがとても大切になります。発達に弱さのある子ども達は、遅れや発達のアンバランスがあったりはしますが、他の子ども達と同様の発達の願いや課題を持っています。
ただし、弱さの分だけ丁寧で根気強い関わりが必要になります。この丁寧なサポートを行う上で私たちは次のようなことを大切なことと考えます。

・人権や児童憲章の理念を大切にし、一人一人はありのままで尊い存在と考えます。
・発達の基本は、母との愛着関係を基礎とした人との信頼関係です。
・発達段階にそった関わり、発達の最近接領域(※)を大切にします。
・子どもの問題行動も欠陥ととらえず、発達の大きなきっかけと捉えます。
・他職種、複数職員によるチームでの支援を行います。

※【発達の最近接領域】- 他者のサポートのもとでの、本人がその時できることよりほんの少し挑戦が必要な発達課題、またその課題をおこなう場や時間のこと

相談支援

子どもは一人で育つのではなく、いろんな大人や子ども同士の関係性の中で育ちます。
その中でも特に養育者との関係性が大切であることは論を俟ちません。
特に発達に弱さのある子どもの子育ては一般の子育てに輪をかけた大変さがあります。
養育者の心の状態が少しでも健康な状態であるように、私たちは様々な形での相談支援を大変重要視しています。
経験の共有、気持ちの共有、養育者自信の自尊心を高める、他者を通しての自己覚知などを通して、養育者の皆さんが自分の存在に自信をもち、それが子育てへのよい反映となるように支援していきます。

家族支援

私たちのような支援する側にとって、子どもや親御さんへの支援は、とかく通所している時間だけに限られがちです。
しかし子育てしている養育者には1年365日、1日24時間休む暇がありません。
また現代社会では家庭が地域から切り離され孤立し、風通しの悪い養育環境になりがちです。
私たち麦の子会では家庭での子育ての負担や、風通しの悪さを少しでも軽減できるように様々な家族支援を行っています。
ドアツードアの送迎、ショートステイ(短期間のお泊まり施設)、ホームヘルプ(各家庭へ訪問しての介助支援)、きょうだい支援、家庭訪問などを通して家族全体をバックアップしていきます。



地域支援

私たち支援者の力は、本当に微力です。
だからこそ色々な人たちのネットワークが必要です。
また子ども達やご家族のみなさんはそれぞれに地域社会で生きていく存在でもあります。
麦の子会だけの支援に閉じていくのではなく、子どもや養育者のみなさんがそれぞれの地域でよりよい生活を送れるよう、私たちは私たちの覚悟と責任ある支援をおこなった上で、地域の教育機関や支援機関との連携をしていきます。
さらには、障がいや弱さを持つ子ども達や家族が生きやすい地域の創造に努めていきます。




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