駿さん
駿さん
学童部門

駿さん(学童部門)
海外研修に行かれたそうですね?
昨年8月にエデュケーター研修に参加し、フランスやイタリアの「子どもの権利」や「性教育」の実践を聞いたことがきっかけで、海外の実践に興味が湧きました。そして、ちょうどタイミングよく、海外視察に同行させていただきました。
※エデュケーター:フランスの、困難な状況にある子どもや家庭、障害者を支援する国家資格を持つ専門職(ソーシャルワーカー)。
どんな内容の視察だったのですか?
フランスでは不登校支援機関、里親さん、自立支援施設、イタリアでは小中学校を見学し、専門職(エデュケーター、PT、OT)の方々に話を聞くことができました。 特に印象的だったのは、「P.I.P.P.I.プログラム」という、子どもに関わる関係機関が連携・連動しながら支援するためのプログラムです。地域全体でこのプログラムを実践できていることに驚きました。また、「P.I.P.P.I.プログラム」では、専門職の関わり、切れ目のない支援、家族支援(家庭にどう入り込んでいくか)を重要視していて、その実践内容や目指すべき方向性は、麦の子と共通している部分が多かった印象です。自分たちのやっていることをフランスの理論からも学ぶことができました。
海外視察を経て、ご自身の中で変化はありますか?
子どもを第一にした視点に変わったと思います。子どもの選択があって、そこに対して大人がどう体制を整え、子どもの願いを実現していけるか。言葉としては理解していましたが、それが肚(はら)に落ちたのだと思います。 また、子どもの行動だけを見ず、家庭環境や経済状況という背景を感じる力がついた気がします。よりいっそうそこを意識するようになったことで、感情的にならず、子どもや自分自身に対しても、優しく、いろいろなことを許せるようになってきました。
海外視察を通じて、大きく成長できたんですね。
人権を尊重する意識が強くなりました。日々接している子どもたちの声を聴く大切さを感じながら、意思決定、意思表出の支援をますます学んでいきたいと思っています。とはいえ、この経験をどう実践に落とし込んでいくかという点までは、まだそこまで至っていないのが現実です。ここからさらに頑張っていきたいと思います。