TEACCHの研修では座学と実習を繰り返し行い、実習ではアセスメントと課題の構造化と実施を繰り返し行う中で、個々の特性に応じた環境設定を行うことで、本人の力を引き出すことを目指していることを強く感じました。
また、同時に座学として講義も受けることで、より理解が深まり、TEACCHは発達や感覚、アタッチメントなどの知識やアセスメントと環境設定の技術を前提としており、効果的に活用するには支援者自身の力が重要だと感じました。
さらに、相手に「何を教えるのか?」についての理解や知識、自分自身の価値観への気づきが必要であり、総合的かつ学際的なアプローチが求められると感じました。
最後に支援者として、今回の研修の内容だけではなく真摯に取り組む講師の方々の姿勢を通してTEACCHに限らず援助や支援を実施していくためには、支援者としてのスキルを磨くことが、対象者にとって最適な支援を提供するために不可欠であると感じました。今回の学びを現場で活かし、より良い支援を提供していくことを目指したいと思います。
5日間という短い期間ではありましたが、実習にご協力いただいた子どもたちや保護者の皆様、講師の方々、そして今回の研修の実施に際して様々な準備をしてくださったスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
むぎのこ児童発達支援センター 尾西洋平